フィジークジラの歯

他の国の結婚式では、式の当日ではなく、もっと早くから始まるものもあります。フィジーの伝統では、男性は「タブア」と呼ばれるクジラの歯を将来の義理の父親に贈る義務があります。男の子のいる家庭では、この神聖な贈り物は非常に貴重で珍しいものなので、大切に保管しておきます。息子が将来の花嫁にプロポーズする時が来たら、この歯を差し出すのです。鯨の歯は、この国の習慣の中で最も価値のある持参品です。また、「タブア」は新生児が生まれたときや葬儀の際にも使われます。

フィジーの伝統的な結婚式は「テブテブ」と呼ばれ、「テブ」とは「広げる」という意味です。毛布、台所用品、マット、マシー、枕などの贈り物を広げたり、見せたりすることです。各家庭では、息子や娘の重要性を示すために、これらを贈ります。